余白


〜イベント発生〜
【珍味大集結】

ジル 「おまたせー、みんなから聞いた珍味もってきたよん。」

メッチ 「よし、でかした。
 早速あっちに並べて吟味しようぜ!」

リーダーが指さす方向には丸い大きなテーブルがあった。

クマ 「わ、わかったクマ(;`Д´)
 ひとまず手元にある分だけ並べるクマ!」

メッチ 「手元にある分・・・?
 全部じゃないのか?」

ジル 「え?あぁ、うん、ちょっと事情があって・・・。」

ジルの表情が一瞬曇った。

ロッド 「仕方無い、今ある分だけでも先に審査するしかないな。」

さにー 「そうだねv」

グウェン いっきなり一気に審査するのも大変。・・・なんちて。」





メッチ

ゆり

ジル

クマ

かつお

さにー

シア

メロウド

ロッド

ガスタフ






クマ 「そ、それじゃ並べるクマ(;`Д´)
 誰か手伝ってくれると助かるクマ!」

シア 「お手伝いはシアに任せて!」

さにー 「ボクも手伝うよv」

ガスタフ 「俺様は食べるのを手伝うZE!」

ゆり 「おっさんは最初からそのつもりです。」

ガスタフ 「さすがマイハニー、俺様のことをわかってらっしゃる!」

メロウド 「毒味役だ。」

ガスタフ 「ですよねー(´・ω・`)」

ガスタフが肩を落とす。
その時、
かつお な、なにをするんじゃ!!

かつおから素っ頓狂な声があがった。

メッチ 「なにって俺も珍味を並べるのを手伝ってたんだが。
 よいしょっと。」

リーダーはかつおをテーブルの上に乗せた。

かつお 「儂は珍味じゃないぜよ!!」

そう叫び、テーブルから飛び降りるかつお。

メッチ 「ハハハ冗談じゃないか。」

ゆり 「リーダーがやると冗談に見えないのが・・・ねぇ。」


〜数分後〜


ジル 「はいはーい、並べ終わったよん。
 一気に全部食べちゃダメですよ。」

円形のテーブルには色とりどり、色々な大きさの珍味が所狭しと並んでいた。

グウェン 「あら、お寿司やお弁当もあるんですね。」

弁当と寿司のエリアでグウェンは立ち止まった。
寿司は少々独特なニオイを発していたが、弁当は綺麗に盛りつけてあり、至って普通に見える。

クマ 「お寿司はオサム(645)さんオススメの『パヨネットフィッシュの熟寿司』クマ( `Д´)
 そしてアリス”鬼姫”(241)さんのオススメが『某店主の手作り愛妻弁当』クマ!」

クマが推薦者の名前と珍味名が書いてあるプレートを珍味の前に置きながら答える。

ゆり 「これは極色彩じゃないけど、お弁当にはあまり良い思い出が・・・。」

ガスタフ 「極色彩弁当の奪い合いでハニーと一緒に敵に寝返ったのは良い思い出だZE!」

グウェン 「頭領、また凍り付きたいんですか?」

グウェンがガスタフを睨み付けた。

ガスタフ 「すんません、勘弁してください。」

どうやら過去に何かがあったらしい。




かつお 「こっちは焼き物が多めじゃな。
 『スカベンジイールの蒲焼き』『サンドワームの胃袋』『焼きグレネードスポア』、
 『メガトン・オクトパスの酢物』に・・・この裏返しの丸焼きはなんじゃ?」

ロッド 「カエルだな。」

クマ 「さすがオジキクマ!( `Д´)
 ルリ(544)さんオススメの『サイケフロッグの丸焼き』で大正解クマ!」

グウェン カエルだけにひっくり返る。・・・なんちて。」




メッチ

ゆり

ジル

クマ

かつお

さにー

シア

メロウド

ロッド

ガスタフ





ゆり 「ね、ねえさん絶好調ですね・・・。」

ロッド 「いや、むしろダジャレ付きメッセが無かったからちょっとご機嫌ナナメなんだ。」

ジル 「な、なるほど。」

メッチ 「そこはダンナが何とかしろよ。」

ロッド 「無茶いわんでくれ!ワシにも限界がある!」





グウェン 「あなた、何の話をしてるんです?」

グウェンがロッドを睨み付けた。

ロッド 「き、今日も嫁のダジャレは凄いなって話をだな・・・。」


・・・・・・・。


クマ ぎゃあああああーー!!

気まずい空気を吹き飛ばすかのようにクマの悲鳴が響き渡る。

ジル 「どうしたクマぴょん!」

シア 「わわ びっくりしたよー」

メロウド 「一体何の騒ぎだ。」

クマ 「ぱ、ぱんだ(2268)さんオススメの『ハンマーテイルの尻尾肉で作るスープ』
 『クマの手』にすり替わってたクマよ!」

メッチ 「なんだ、そんな事か。」

さにー 「え?だってクマの手が本命だよね?」

ジル 「いいじゃん、クマの手で。」

ガスタフ 「スープはすでに俺様の胃袋に収まっております!」

クマ 「酷いクマ酷いクマ(;`Д´)クマ虐待とすり替え禁止クマ!」

ゆり 「はいはい、クマは放置して次の珍味にいきましょうねー。」


・・・・・。


メロウド 「ふむ、この干物から妙な魔力を感じる・・・。」

メロウドは『レッサードラゴンのてぃんてぃんの干物』とにらめっこしていた。

さにー 「魔術的なモノならこっちの『ドラゴンゾンビ聖水漬け』もなかなかだよ。」

メロウド 「それは、我の呪われた身体では触れることすらできぬ。」

さにー 「そういえばそっか・・・。」

ジル 「私も聖水系はダメだなー、元々が黒いから。」

メッチ 「腹黒と聖水は関係ないだろう。」

ジル 「えぇー、そんなこと無いと思うんだけど。」


・・・・・。


メッチ 「おし、最後は『虹貝』『ボムシード』『ガゼアス・ポットの実』
 『ボーンホエールの体』の素材系か。
 なんか創作意欲が沸いてきた!」

ゆり 「三大珍味が決まるまでチャーハン作るのはやめてください。」

中華鍋を持ち出したリーダーをゆりが制止する。

メッチ 「仕方無いな、29分だけ待ってやろう。
 にしても、ガゼアス・ポットの実の説明は凄いな。
 『普通に食べると爆発』ってそんな食いもんこの世界に無いだろう。」

ジル 「過去に一口食べて即死(実話)しましたけど何か?」

ゆり 「私も即死はしなかったけど食べて怪我はしたよ。」

ガスタフ 「”まぞひすと”にはタマラナイ珍味なんだぜ、ひゃっはー!」

ガスタフは実の一つを口の中へ放り込む。
その瞬間、『ボンッ!』という鈍い音が響き渡り、

ガスタフ カ・イ・カ・ン!

とだけ叫ぶと、その場へ倒れ込み気を失った。

メッチ 「無茶しやがって・・・。
 ゆり、ガスタフの介抱してやれよ。」

ゆり 「癖になっても困るし、そのままでいいんじゃないかな。」




〜イベント発生〜
【最後の珍味】

グウェン 「あら、誰かこちらに歩いてきますよ?」

グウェンの視線の先には女性と思われる人影があった。

ロッド 「本当だ。妙に派手な格好の人だな・・・。」

シア 「シア、前にあの人にあったことがあるような気がするんだけど、どこだろ」

ジル 「えー、皆様、長らくお待たせ致しました・・・。
 まもなく最後の珍味が到着いたします。」

クマ 「は、は、拍手でお出迎えしてほしいクマよ(;`Д´)」

ジルとクマの顔色が一気に悪くなった。

メッチ 「おい、お前らちょっと待て。
 あの姿はもしや・・・?」

かつお カナール店主・・・・・・じゃな。」

さにー 「珍味と店主の関係がよくわかんないんだけど、説明してもらえないかな?」

ジル 「そ、そ、そ、それは・・・。
 クマ!説明は任せたっ!」

クマ 「あ、あ、アルベルト君(1483)の話によると、
 『カナール店主自身が珍味』
 らしいクマ!(;`Д´)」



メッチ
ゆり
かつお
さにー
グウェン
ロッド
  「な、なんだってー!!」



シア 「わわ はやくにげなきゃ」

ジル 「じょ、女性陣は逃げなくても大丈夫・・・なはず。たぶん

グウェン 「そういえばそうでしたね・・・。店主さん、女性(?)ですし。
 でもあなたは逃げてください。」

ロッド 「ありがとう嫁。これはガンガン逃げるしかないな。」

ロッドが店主とは逆の方向へ走り出した。

かつお 「儂も念のため先に逃げたほうが良さそうじゃ」

メロウド 「我も逃げさせてもらおう。」

ロッドの後を追うようにかつおとメロウドも走り出す。

メッチ 「さにー、あの店主の相手をしてやれ。
 ツナギの似合うさにーなら問題無いだろう。」

さにー 「ボクはノンケだから無理無理w;
 むしろ、リーダーが責任をとってチャーハンを作らないと」

ゆり 「ここはやっぱりリーダーでしょ。」

そんな大騒ぎ中の赤い翼メンバーの元へ、カナール店主はどんどん近付いて来ている。

店主 「んまぁ大変!倒れてる殿方がいるじゃないの!」

倒れているガスタフの元へ駆け寄る店主。

メッチ 「よし、いまのうちだ!ガスタフをオトリにして全員逃げるぞ!」

シア 「りょうかーい」

ジル
クマ
 「あいあいさー!」

グウェン 「頭領、恨むなら日頃の行いを恨んでくださいね。」

さにー 「ガスタフ、頑張って耐えるんだw;」

ゆり 「おっさん・・・後で骨は拾いに来ます。」


――その後、ガスタフがどうなったかは誰も知らない。





ジル 「では、気を取り直して賞品の希望者ちぇーっく!
 申し訳ありませんが、■が無かった人等の失格者は載せておりません」

【賞品一覧表】
A 赤色のリボン
(火属吸収/--/--)装飾 -- 1/1 (1) -100 -100 -100 -100 -100 -100
 火界と交信することができる、細いリボン

希望者:リリィ(3266)、ぱんだ(2268)
3304所持
B スリープラボLv3
(初期維持費:1080en) -- 800/800
 睡眠に関係する特殊効果を開発品に与える

希望者:アリス”鬼姫”(241)
3304所持
C *c/クイックシルバー
(睡眠耐性Lv2/麻痺耐性Lv2/睡眠付加遮断) 軽盾 -- 72/72 (107) 10 8 86 50 17 0
 凍てつかせるものから所持者を守護する金属の精霊

希望者:アル(422)、樹(1313)
5207所持
E c/聖騎士団の紋章
(毒耐性Lv3/--/--) 聖印 -- 20/20 (48) 0 0 7 3 23 30
 聖騎士が身に付ける女神の紋章

希望者:ひじり(235)、ヴィッキー(1638)、シヅキ(プリースト)(2413)、イズリ(モンク)(2628)
372所持
J *c/カースストーン
(爬虫類キラー/爬虫類キラー/爬虫類キラー) 魔石 -- 50/55 (55) 0 -1 5 1 16 148
 竜族を呪い殺す魔性の鉱石

希望者:ルリ(544)
4069所持
M *王家の指輪
(HP回復Lv2/HP回復Lv2/HP回復Lv2)装飾 -- 78/78 (95) 0 0 20 100 0 0
 今は滅びた王家の証。強力な力が施されている

希望者:オサム(645)、(ToT)/(1483)、アカネ(3156)
1612所持


クマ 「BのスリープラボとJのカースストーンは競合無しなのでそのままプレゼント。
 希望者多数の賞品を誰にプレゼントするかは提供主の独断で決めさせて頂いたクマ( `Д´)」

ジル 「Aの赤色のリボンはぱんだ(2268)さんへ。
 基本はやっぱりクマの手ですよ、うん。」

ガスタフ 「Cのクイックシルバーはアル(422)さんに決定だ!
 『サンドワームの胃は未解析で食すと通』ってのがポイント高かったZE!」

メッチ 「Eの聖騎士の紋章はヴィッキー(1638)さんにプレゼントだ!
 ガゼアス・ポットの実が純粋に素材だったことと、
 『そこまでして命がけで食べるなよ!』と初見でツッコんだしな。」

かつお 「Mの王家の指輪はアルベルト君(1483)で決定じゃ。
 ところで、アルベルト君自身はオススメの珍味を味わったんじゃろうか・・・?」

グウェン 「私もそれが気になって夜しか眠れません。」

ガスタフ 「なーんだ姐さん、面白いこともいえるじゃないですか」

グウェン 「頭領・・・やっぱり凍り付きたいみたいですね。
 覚悟はよろしくて?」

グウェンが愛用のネタ帳と一緒に魔術触媒を取り出し、ガスタフへにじり寄る。

ガスタフ げげっ!

ロッド 「だ、誰か嫁を止めてくれ!
 止めないとこの辺一体が氷に閉ざされる!!」


その後、いくつかの氷像が出来たとか出来なかったとか。


クマ 「というわけで第11弾イベントへ参加してくださった皆様、本当にありがとうクマ( `Д´)
 賞品の受け渡しは後で伝言板へ連絡するクマよー」

ジル 「粗品の2666enは12/4に発送予定です。
 こちらは■がなかったセンコ(154)ちゃんと銑戎朗(3327)さんにもお届けしまーす。
 でも、日にち間違ってたりどるちゃんは・・・ごめん。」



メッチ 「締めに入ったところで申し訳ないんだが、結局三大珍味の最後の一つは・・・。」

店主 「あらぁ、ワタシをお・よ・びかしら? うふ♪」

どこからともなく店主が現れた!

クマ 「何か出たクマ−!!(;`Д´)」

ジル 「全力逃走開始!!」

メッチ 「すまん・・・。もうこの話するのやめよう・・・。」


フラグ「珍味の捜索依頼」を失った。

2008.12.1

余白